ニケーションが禁じられていたが、FX瞑想中は考えることさえ禁止だった。だから僕は何も考えないように努めた。 しかしどうしてもすぐに投資信託雑念が入る。頭の中に色んなビジネスのアイディアが浮かんでは消えた。 思うに、いいアイディアは今のように何もしていない時に浮かびやすいものだ。そしてそれが新しい日経225ビジネスにつながっていく。 しかし、今は資産運用残念ながら外国為替証拠金取引瞑想中で、それはアイディアではなく雑念と呼ばれ、好ましいものではない。 ここで、雑念を浮かばないようにするのが最初の壁で、ほとんどの修行者はここで挫折する。 ところでこの瞑想法は、実はかの仏陀が悟りを開く時に使った由緒正しき瞑想法で、後に知ったのだが、タイやカンボジア等の上座部仏教の僧が修行で使うくらいポピュラーなものだ。しかし、修行中のお坊さんですら雑念を追い出すのは難しい。 さらに補足だが、後日「あいのり」にも出てきて、参加者の一人が一生懸命修行していたが、やはり大変そうだった。 とにかく何も考えないと言うのは簡単なようで、実はものすごく難しいのだ。 それからも毎日、僕らは少しずつ増えていく単純な指示に従う。しかしそれでも瞑想法の全貌は中々見えなかった。何のためにこんなことをやるのか。これをやれば何の役に立つのか。分からないことばかりだった。そしてそれを考えることは、やはり雑念だった。 瞑想は1時間ごとに休憩が入ったが、他の修行者との会話は許されていないため、相談することも出来ない。それどころか、毎日視線すら合わされないと、なんだか自分が孤独になってしまったような錯覚まで覚えた。 唯一の楽しみは朝食と昼食だった。ベジタリアンフードだが、バラエティーにも富んで、和食、パスタ、ピザ、カレーなどどれもとてもおいしかった。この瞑想が終われば食べられなくなるのが本当に残念に思えたほどだ。 修行中そんな不謹慎なことばかり考えてしまう僕には、雑念を消すことは不可能に思えた。 4日目で逃げ出そうと考えたが、現在いるのは山奥のどこか。とても歩いては出られないことに気づいた。 <本日の一言> 「集中するとはある1つのこと以外の雑念を完全に消し去ること。しかし雑念を完全に無にすることは集中することより難しい 」 -------------------------------------------------------------------------------- 「日本でFXオプションを扱っている会社は現在2社のみ。管理人が使用しているのはこちらです。」 ・今までに読んだ本のリストなど →用途別目次へ戻る 最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。 テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学 タグ : 瞑想 雑念 2008.09.05 | 第8章 古代の瞑想修行 | comment: 0 | trackback: 0 | ▲ <第38話 無我の境地> <記事をお読みの前に、1日1クリックのご支援お願い致します。ランキングとやる気がアップします。> ・今日の投資戦略はこちらでチェック! ブログランキングはこちらから! ・祝1位!FXオプション専用ランキング ブログ村はこちらから! ・おかげ様でこちらも3位です。旅人のブログランキングはこちらから FC2ブログランキングはこちらから! -------------------------------------------------------------------------------- 読むだけで投資の力がつく小説 「ザ・ロード・トゥ・フリーダム」 成功する確率は限りなく低く、しかも本職のお坊さんでも難しい無我の境地。もしかすると僕が辿り着こうとしているのは、お坊さんが何年も掛けて辿り着こうとしている場所なのではないか?そこにわずか10日間で行こうと言うのは限りなく無謀なのではないか?僕はそう考えた。 しかし、それらもまた雑念。日本語で次から次へと浮かんで来る。日本語だから浮かぶのなら英語で考えてみるか・・。今度は英語で雑念が浮かんで来た。何か普段よりスラスラ出てくるような。 これじゃ修行にならない。それならフランス語。 ボンジュール、サバー、・・・・・。僕の思考はそこでストップした。これは案外うまくいくかも。僕のフランス語のボキャブラリーはほとんどないに等しい。 それから数時間、何も頭に言葉が浮かばない状態が続いた。 そして、こんな冗談みたいな手法で、僕は無我の境地の入り口に入った。 心の雑音が消えた時、周りの音がより一層耳に入って来た。今まで感じなかったわずかな風の違い、温度の違い、感覚、全てが鋭さを増していく。 そこには思考は既になく、ただただ、感覚だけが残った。 完全なる無我の境地。その時、僕はこの瞑想法が単なる集中力を強める以上の効果があることを知った。 いや、教えられたと言った方がいいだろうか。自分自身の感覚に。今までも感じていたはずなのに、心の雑音のせいで存在すら知らなかった感覚。 僕はその一つ一つを丁寧に観察した。 それからの残りは毎日が楽しかった。僕は身についた、この新しいスキルを試せるだけ試した。その結果色んな応用法を発見出来た。 それと同時に、今まで謎に聞こえていた毎日流されたテープによる、教えのその裏側の意味をも理解出来るようになった。パズルのパーツが全てきれいに組み合った・・そんな瞬間を感じた。 そして最終日には、僕は以前よりも何かに集中することが苦にならなくなっていることに気づいた。しかし、集中力は単なるおまけに過ぎない。僕はもっと大事なスキルの存在に気づいた。そのことの方がはるかに重要だった。 最後の日、再び会話をすることが許された。一瞬の後、それまでの9日間の静寂が嘘のようにみんなそれぞれ思ったことを話し合った。 僕は自分が体験した無の経験を誰かとシェアしたかった。 しかし、ほとんどの人が雑念を追い出せなかったことを知った。結局50人の中で、他にその話が出来たのは2人だけだった。最初の日にアドバイスをくれたイギリス人も結局消せなかった一人だ。彼は僕の話を聞いて、また今度トライすると言った。 帰りの電車の中で僕は、もし誰でも簡単に雑念を追い出す方法を身に付けることが出来る方法があれば、いいビジネスになるかもしれないなと考えていた。 けれどすぐに止めた。世の中にはビジネスに変えてはいけないものもある。これはその一つだと感じたからだ。 後日談だが、この後、色んなところで仕事をした時、明らかに以前に比べて仕事に集中出来た。今まで経験したことのない新しい仕事を任されても、ミスをすることがほとんどなくなった。 僕はこの素晴らしい修行法のことを教えてくれたフランス人に心の中で礼を述べた。 <本日の一言> 「まともにやっても難しいことは、ダメモトで色んな方法を試すことが大切。一つくらいはうまくいくかもしれない。」 -------------------------------------------------------------------------------- 「日本でFXオプションを扱っている会社は現在2社のみ。管理人が使用しているのはこちらです。」 ・今までに読んだ本のリストなど →用途別目次へ戻る 最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。 テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学 タグ : 瞑想 無我 2008.09.08 | 第8章 古代の瞑想修行 | comment: 0 | trackback: 0 | ▲ <第39話 英会話喫茶を企画する> <記事をお読みの前に、1日1クリックのご支援お願い致します。ランキングとやる気がアップします。> ・今日の投資戦略はこちらでチェック! ブログランキングはこちらから! ・祝1位!FXオプション専用ランキング ブログ村はこちらから! ・おかげ様でこちらも3位です。旅人のブログランキングはこちらから FC2ブログランキングはこちらから! -------------------------------------------------------------------------------- 読むだけで投資の力がつく小説 「ザ・ロード・トゥ・フリーダム」 京都から帰った僕は、起業家セミナーで知り合った時計屋の娘さんから教えてもらった三宮での別のセミナーに参加した。 名前はベンチャーカレッジ、産業支援センターで開かれている。 内容自体は起業家セミナーと重複することが多く、しかも少し退屈な授業もあった。 とは言え、これだけ講義を受ければ、さすがに自分自身のビジネスプランも出来て来た。 昔から僕は、英語を使った仕事を考えていたため、今回のビジネスでも英語に関わった事業内容にしたかった。そこで大阪にある英会話喫茶を元にしたビジネスで、兵庫県に安くお茶を飲みながら英語で会話を学べるものを開くことを考えていた。 ただ、それだけでは既存の英会話喫茶と大差ないので、地元のカフェとタイアップし、そこに講師を派遣するビジネスも考えていた。 しかし、計画を詰めれば詰めるほど問題が出てきた。 ・ まず人件費の問題。兵庫県内在住の外国人の数は大阪や東京に比べ少なく、彼らを雇うとなると高い給料を払わなくてはならなかった。 ・ 人件費が高いとなると、他の固定費を落とす必要があったが、英会話喫茶を開けるような安い物件が見つからなかった。 ・ カフェとタイアップするビジネスは、当時どこにもなかったビジネスだったが、簡単に思いついた分、誰でも真似をすることが出来る。すぐに競合が出そうな予感がした。 それらの問題点を解決するために、すでに存在する英会話喫茶を訪ねた。しかしオーナーに確認してみると、どこも副業として英会話喫茶をしている人が多く、英会話喫茶単体でやっている人はいなかった。 しかも英会話喫茶の寿命が実は低く、ほとんどが数年でなくなっていることも知った。 僕はそれでもあきらめたくなかったので、事業計画書を見直し、何とか低い利益率を改善しようとはしたが、やればやるほどその難しさを思い知らされた。 本当にこのビジネスを始めてはみたかったのだが、どうやら現状では開いても借金だけ残る可能性が高いことを認めざるを得ない。 僕はこのビジネスでの起業をあきらめた。 <本日の一言> 「新規ビジネスを始める前には徹底的な調査を行おう。 決算書が読めれば起業による失敗を未然に防ぐことも出来る。 」 -------------------------------------------------------------------------------- 「日本でFXオプションを扱っている会社は現在2社のみ。管理人が使用しているのはこちらです。」 ・今までに読んだ本のリストなど →用途別目次へ戻る 最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。 テーマ : 自作連載小説 - ジャンル